なんでそんなに空から撮りたいのか……。
先日の生放送で、
世界のドローン市場が1000億ドル=12兆円規模になっているそうだ
と話しましたが、記事の読み違いがあり、正しくは
「今後10年間で1000億ドル=12兆円規模を突破見込み」(ロイター)
でした。
なかでもシェアをぐんぐん広げてトップを走るのは中国企業で、
官邸ドローンも、中国製品。
日本も「日の丸ドローンを飛ばせ!」と躍起になって追従中。
ネパール地震の被災地では、現状把握や不明者捜索のために
ドローンがこんなに大活躍しました、という記事がきらきら踊っている。
アメリカが、民間用ドローン免許制など、運用規制の策定に
手こずって伸び悩んでいるため、その隙にガンガン市場を開拓して
しまえ、という流れがあるようだ。
しまえ、という流れがあるようだ。
アメリカ、戦争用ドローンはガンガン運用しているのになあ。。
そのアメリカが、今度発売するのが、
「飛ぶカメラ Lily」
という製品らしい。
という製品らしい。
手のひらに乗るサイズの円盤から4つのプロペラが飛び出し、
本体には、ニッコリ笑った目がデザインされて、
「キュートでしょ、ドローンだけど」感が押し出されている。
が、性能がぜんぜんキュートじゃない。
空中に放り投げると、スイッチを持っている人間を自動追尾して、
自動的に動画や写真を撮影、会話を録音もするというもので、
なんと最高時速40kmで追跡可能。
追い抜いて、前から撮ることもできるそうだ。
「自転車やスキーなどのスポーツも、追いついて撮影してくれます!」
「しかも、防水性が高くて安心!」と。
時速40kmでぶっ飛んできて、
自転車でも、スキーでも自動追跡・撮影・録音するドローン!?
自転車でも、スキーでも自動追跡・撮影・録音するドローン!?
その自動追跡スイッチをポケットに入れられたら、
どうなっちゃうんだよ・・・。
いよいよ、日常の場面で、ドローン死者の出る日が来たと、
背筋が寒くなった。
背筋が寒くなった。